よろしく!センパイ 第七回

辻の続き。加入当時は慣れない環境に萎縮していた。ミニモニ。をきっかけに自分を出せるようになったと話す。当時の自分を「幼くもなく大人っぽくもない微妙な感じ」とする認識は明らかに間違っていると思うが、さておき、ミニモニ。という明確な路線を与えられたことで吹っ切ることができた様子。当初の溢れんばかりのいじらしさは抑圧されていたからこそ。以降暴走ぎみなのは反動か。
加護とは過剰なまでに互いを意識し合っていたと言う。「辻加護」としてひと括りにされることの反発もあるのだろう。抜け駆けを嫌ったり吉澤の取り合いをするという二人はライバルというよりまるで幼い姉妹。メンバーからの寵愛を奪い合っているといった感じで、真の意味での互いを高め合う関係ではないのかも。モーニング娘。脱退を機に変わるのかな。
吉澤同様、辻もコントに対する執心が並々ならぬ様子。中途半端で終わらず、自分を消して、女を捨てるのがコントの心得だそうだが、これは彼女の願望なのだろう。辻はコントを通じて自分を開放することが病み付きになっているように思う。ミニモニ。に続く第二の加速装置を得たことにより、無邪気な自堕落アイドルへと一直線。これも自己実現のひとつの形なのかもしれない。
小川。憧れの存在だったモーニング娘。に入れて夢見心地だったと。