2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

色々と取り留めのないこと

二週間おきの週末に実家へと戻っての集中更新と、このサイトの周期はほぼそういうことになりました。ネットに費やしていた時間は主に読書や撮り溜めていたビデオへと向けられることになり、これを契機に有意義で健全なものへと変貌を遂げたかに思えた僕のネ…

愛情イッポン! 最終話

あれだけ周囲を巻き込んでようやく出場に取り付けた夏八木道場最後の試合も、健闘は見せたものの結果としては一回戦敗退に終わる。予想通りの展開ではあるのだけど、今改めて本ドラマが貫き通してきたものを実力主義や成果主義といった観点から眺めてみた場…

ウォーターボーイズ2 最終回

ここまで無理のあるドラマは久しぶりに観た。シンクロ公演部分に大幅な比重を傾けるあまりドラマ部分がスカスカになっている。最終回にして「シンクロ人気に便乗したなんちゃってドラマ」に成り下がってしまっている。おそらくは本ドラマに先駆けて放送され…

ZOO(乙一)

書き下ろしの新作を含む短編集。よって粗筋は省略。 帯には「天才」の文字が踊る。筆者の噂は以前から耳に(目に)していたが、実際に本を手にとってみたことはなかった。率直に言って天才という評判に間違いないと実感。 ひとつのセンテンスに目を通しただ…

活かされる者、損なわれる者

『ああぁ いいな!』を歌うW(ダブルユー)を見て、彼女たちの歌唱力の高さに今更ながら驚いている。だいぶ前のミュージックステーションでのこと、ベリーズ工房が歌い終えるとその列を割るようにしてW(ダブルユー)が出てくるという演出。曲の冒頭部分が…

重力ピエロ(伊坂幸太郎)

遺伝子情報を扱う企業に勤める主人公と、落書き消しを仕事とする父親違いの弟「春」。春がこの世に生を受けたのは母親がレイプ犯に襲われたことに因る。兄弟は世間の冷たい視線を気にすることなく育てられた。両親は二人に分け隔てなく愛情を注ぎ、弟は兄を…

海辺のカフカ(村上春樹)

15歳の誕生日に少年は家を出る。少年には「カラス」と呼ばれる不思議な存在が常に付き添い、時おり姿を現し少年を導くように暗示的な言葉を投げかける。一方で、「ナカタさん」もおぼろげながら自分に課せられた使命を感じとって旅に出る。ナカタさんは猫と…

先月は暑かった。なので土日の殆どは近所の図書館に涼みに行っていた。涼みついでに目に付いた本を読んでみた。告白してしまうと、僕は読んだ本の内容を端から忘れていくという持病があるので、覚えているうちに感想を書いていきたいと思う。出来るだけ。 先…