←小見出し

小見出しを付けることは文章の分類その他に便利だが、小見出しに相応しい内容にしなければとの気負いも漏れなくついてくるので困るような気がする。この辺は半分以上が勘違いなのだろう。しかしはてなで書くとなると更なる問題が発生する。それはキーワード。どんなに低いPageRankのサイトであっても何かしらのキーワードヒットを受けてしまうということ。いわば常時監視されているようなものだ。メモ程度に書いたことや、それに準ずる使い方をした言葉に思わぬアクセスが集中してしまう恐怖。予期せぬ訪問者その殆どを徒労に終わらせた後ろめたさ。ヒットの数だけの非難の視線。それら内外からの圧力が私の脆弱な精神を徐々に蝕んでいく。私の中の誰か(ゴースト)が囁く・・・。注目度の高いキーワードを使って文章を書くなと・・・。小見出しとキーワード、二重の呪縛が手足を縛る枷となり、いつしかキーボードを打つ手は震え、目は霞み、意識は朦朧とする。砂時計の砂が落ちるようにゆっくりと、そして確実に、私から文章を作成する能力が失われ・・・