うたばん

カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)と若手芸人三組が共演。キングコング+紺野、劇団ひとり+紺野・藤本、カンニング+里田・藤本・あさみの組み合わせで漫才を。
うたばんでは出演歌手に若手芸人をぶつけてくることが多々ある。これまではまだ「お笑い接待」の範疇として解釈することも出来たが、今回に至っては若手芸人とカントリー娘。、どちらがメインゲストなのかはっきりとしない内容(準レギュラーの座をめぐる若手芸人たちの競合が主目的)。ゲストを邪険に扱ったりと、うたばんの悪ふざけは今にはじまったことではないが、今回は完全に一線を越えていたように思う。
とはいえいつものように傍観者であったり一方的に笑いのネタとされる(弄られる)のではなく、たとえ見かけ上のものであったとしても、彼女たちが若手芸人との共同作業によって笑わせる側にまわったことは興味深くも新鮮に思えた。漫才が笑える内容に仕上がっていたことも結果オーライ。
個人的な見所としては、恥ずかしがり屋の紺野が堂々とした態度で積極的に発言し、その状況を存分に楽しんでるように見えたことが印象的だった。ただ惜しむらくは「カントリー娘。に紺野と藤本」や「愛あらばIT'S ALL RIGHT」にかけた紺野発言が全く理解されず、意味不明の天然ボケとして処理されてしまっていた。まあ共に内輪ネタの上に舌足らずで、理解しろというのが無理な注文ではあったのだが。便宜上、紺野発言にみられる一連のお笑い思考形態を「ハロモニ大笑利」型として勝手に定義したいと思うので、事態の再発防止に向けて誰か何とかして欲しい。