よろしく!センパイ 第五回

石川の続き。加入当時は挨拶すらろくに出来ないほどの引っ込み思案だったが、現在はチャーミーキャラで明るくなった。早く殻を破りたい、面白いキャラを見つけたいと苦悩した時期もあったが、吹っ切れたときに(チャーミーが)降りてきたと。案の定話はチャーミー絡み。彼女の歴史はチャーミーの歴史であったといっても、決して過言ではない。
石川にとって「チャーミー」とは、単なるキャラクター以上の存在。「チャーミー」とはハロモニのいちコーナーで与えられたキャラクターだったが、次第に彼女の中で変遷し、その存在を大きなものへ。キャラクターを自分の中に取り込んだというべきか。「チャーミー」とは、本来引っ込み思案であった彼女が、芸能界に適応するため作り上げた第二の人格なのかも。すっかり第二の「顔」が定着してしまったが、このインタビューで見せた「顔」は石川本来のものだった。
「キャラを見つける」とか「メンバーから弄って貰う」とか、石川は芸能界での身の立て方(拠り所)を内ではなく外に求めている。前回の後藤とは対照的。少々小賢しくもあるが、良くも悪くも凡人である石川にとっては、選択の仕様がないことだったのだろうね。四期加入から始まるモーニング娘。の大人数化と、個性派揃いの同期に囲まれるという不運。焦る石川の心中は察して余りある。そこからモーニング娘。時期エースとの呼び声が上がるまでに登りつめたのだから、その努力は賞賛に値することだ。
吉澤。当時どうしたら美しく見えるか、可愛く映るかと悩んだと言うが、今は?