続々・キーワード「大の大人」

一度首を突っ込んだからには最後まで言及し続けますよ。さて、遂にid:zero氏の不満が爆発してしまった。しかしそれは今まで自制的であったことの裏返しだと僕は思いたい。テンションが高めでつかみ所のない印象はあるものの、決して礼儀知らずではなかった。各所に書き込まれたコメントを見てそう思う。彼なりの歩み寄りを見せてくれていた。やはり問題は、面倒を回避したために生じたすれ違いにあったと思う。以下、気になることを。

# zero 『結局こちら側で削除をかけても、履歴履歴といわれて結局抹消や抹殺したファシズムがみえみえなのには正直げんなりですよ。』

誤解があります。表面上はいくら改訂をかけても、一度登録した内容は編集履歴で閲覧することが出来ます。音声ファイルへのリンクを履歴ごと消し去るためには、一度キーワードの存在自体を消去する必要があるということ。そこまでしてはじめて、音声ファイル問題が解決するということです。決して全てを無かったものにしようとする力技ではないと思います。個人的にはid:zero氏の譲歩は大いに評価出来ることだと認識しています。

# hinahina 『事情を知らない方が編集を行ったようですので、無問題の「大の大人」を作りました。ご利用の方はそちらへどうぞ。』

ここでも面倒が省かれている。事情の知らない方には言葉を尽くし、説明すべきなのでは。id:zero氏の登録意図とは異なる内容のキーワード「大の大人」を改めて作成することになんの意義があるのかも明確にされてない。そもそもこの方は無意味と判断されるキーワードを淘汰したいがために骨を折られているのではなかったのか。たとえ賛同することは出来なくとも、どのような立場を採られても尊重したいと思っているが、肝心の立場が無ければ尊重の仕様も無い。それとも議論の蒸し返しを避けるために、ご自分の立場を覆されたのだろうか。『無問題の「大の大人」』とやらのコメント欄での振る舞いもまるで多重人格者か二枚舌の持ち主としか思えない。混乱を極める。
全ての元凶は、自明なこととして削除提案や削除支持の詳細理由を省いてしまったために、まんまと尻馬に乗せられ、また尻馬に乗られてしまったことです。言葉巧みにモーヲタの自浄作用を刺激され、必要な言葉を引き出されてしまった。登録カテゴリに疑問を投げかけることからはじめ、後に中傷問題へと論点を振り、最終的には「ちゃいこー」からモーニング娘。関連のキーワード全般批判へと。見事な流れです。モーヲタの皆さんが沈黙するのも無理も無い。思わぬやぶ蛇でした。
今更ながら言及動機などを。僕はモーニング娘。関連のキーワード登録の一切を行ったことなはない。しかし日記では殆どモーニング娘。のことばかり書いています。決して批判の矢面に立つことはなく、自分だけ安全な場所でその恩恵を掠め取っている。時折そんな自分を申し訳なく思うことがあります。たしかに、id:zero氏がはじめに登録されたキーワード「大の大人」は内容的に問題があったと思う。しかし度を越えて非難されているなら、及ばずながら擁護して差し上げたいと思う。誤解があるなら、及ばずながら解いて差し上げたいと思う。他の関連キーワードの非難までも全て、背負わせてよいことにはならない。それはモーヲタ全体に向けられるべきものだからです。いくら自分は特別だ、節度のあるモーヲタだと思っていても世間はそうは見ない。むしろ本当に節度のある人ならば、都合の悪いことを全て他人に押し付け、見てみぬ振りなどしないと思います。少しでもはてなキーワードの恩恵を受けている人ならなおのこと。もちろん、偉そうに語るだけの覚悟も時間的余裕も十分にあるわけではないのですが、せめて出来る範囲ではと。柄にも無く。