ミニモニ。でブレーメンの音楽隊 第四回

おばけの妨害に遭いミュージカルは滅茶苦茶。灰谷と玲央の助けもあり何とか持たせるが、おばけのハーモニカ無しでは間違えずに吹き切ることが出来きないちよの。報われない努力。絶体絶命。ちよののひた向きな態度に心を動かされた凛子が助けに入る。残りの仲間も集まり合唱へ。団結によって窮地を乗り切る。ミュージカルを完遂。ライバルは努力を怠ったため自滅。大団円のなか、風雲急を告げる警察の来訪。おばけとの合唱は叶わず。成長したちよのはおばけが見えなくなる。多くの謎を残したまま第一部終了。
最後までハーモニカを吹き切ることが出来ず。自分の限界を超えることはできなかったが、失敗を恐れず、諦めず前向きに努力することの大切さを学んだちよの。精神的に成長。おばけハーモニカを投げ捨てたこと、ポニーテールの再開が成長を象徴していると思われる。努力は必ず報われるといったうそ臭い綺麗事には収まらず。自分の能力を超えることは出来ないが、前向きに努力する姿勢が大切。努力の過程にこそ得るものが隠されているという現実的なメッセージ。
大神先生のネックレス。老人と大神先生(とおばけ)の旧知の仲。フォークギター。品のいい老婦人(加護?)。40代の猫姉さん。おばけのつぶやき。次回との関係性をにおわせる事柄たち。各時代を橋渡しする事柄を照合していくだけでも面白いかもしれない。最後の最後に道化となってしまった灰谷君には同情するが、完璧すきたことへの辻褄合わせとして丁度いいかも。自分は駄目な落ちこぼれだという思い込みがおばけを可視にするという設定も面白い。何故凛子がハーモニカの力に気がついたのかわからない。そこだけが消化不良。