2004-02-14から1日間の記事一覧

蹴りたい背中(綿矢りさ)

芥川賞受賞二作が掲載された文藝春秋を購入したので簡単な読書感想を。 読み物は書き始めこそがキモとされている。そのためか、冒頭から滲み出る作者の強い気負いに当てられ、読み始めから出鼻を挫かれることがある。この小説からもそういった印象が。冒頭以…

ミニモニ。でブレーメンの音楽隊 第六回

駄目な自分に引け目を感じつつも、めげずに元気な美音子。おばけに動じることなく洋館でバンドの練習。洋館の管理者と名乗る弁護士登場。洋館使用の条件としてある曲の演奏を依頼される。美音子のおかげで長女の婚約者(警察官)の気分を損ねる。家族は激怒…