ドラマ

僕と彼女と彼女の生きる道 第九話

ベタな展開になってきた。それはともかく、今回露となった徹朗の迷いは自然なことだった。むしろそんな徹朗を叱責するような態度をとるゆらに違和感を感じる。社会の中で暮らしていくためには最低限社会の規則にしたがう必要がある。無理に自分の理想を押し…

ミニモニ。でブレーメンの音楽隊 第八回

ちょっと気の早い総括を無責任かつ纏まりなく以下に。第二部まであやふやな記憶を辿りながら。 第二部と比較してみると、第一部は劇中劇の題材であったこと以上に「ブレーメンの音楽隊」との関連は薄かったように思う。劇中劇の達成が「ブレーメンの音楽隊」…

僕と彼女と彼女の生きる道 第八話

可奈子(凛の母親)が再び姿を現し凛を引き取りたいと告げる。ゆらが徹朗への気持ちを自認した矢先の出来事。凛は可奈子のことで頭がいっぱい。ゆらは急速に自分の居場所を失う。 凛に(ピースサインを合図に)言い聞かせていたことからも、当初徹朗は可奈子…

乱歩R 第七話「地獄の道化師」

全体を通じて良い雰囲気を醸し出しているドラマ。本上まなみを含めた脇役もいい味を出している。ただ明智小五郎役の藤井隆だけは良くわからない。ありえないとは思いつつも、突如オカマに豹変する明智小五郎の姿を想像。暴れるオカマが事件を解決!・・・ど…

ミニモニ。でブレーメンの音楽隊 第七回

路上ライブの成功を意識する余り、他人への配慮を欠き自己中心的に。バンドのメンバーと衝突。美音子は孤立してしまう。価値観を押し付け個性を認めず、支配下で飼い殺そうとする大人たちと変わるところがない。認められたいがため本末転倒に陥る美音子。 登…

僕と彼女と彼女の生きる道 第七話

どうにも怪しくなってきた。前回の小旅行を機に、物語の方向性が変わってきたように思う。親子の絆を見直すことを通じ、豊かな心を取り戻していく自己探索を最後まで貫くとばかり思っていたが、そうではないのかも。個人(の豊かな生活)を許容しないキャリ…

ミニモニ。でブレーメンの音楽隊 第六回

駄目な自分に引け目を感じつつも、めげずに元気な美音子。おばけに動じることなく洋館でバンドの練習。洋館の管理者と名乗る弁護士登場。洋館使用の条件としてある曲の演奏を依頼される。美音子のおかげで長女の婚約者(警察官)の気分を損ねる。家族は激怒…

僕と彼女と彼女の生きる道 第六話

キャリアを捨て去ることを決意した徹朗。転職の意向を上司へ伝える。凛の担任が訪問。いじめ問題に決着がついたことを告げる。腹いせか、職場を去ることを知りつつも徹朗を行員仲間の合コンへと連れ出す宮林。恥をかかせようとするも徹朗は動じず。井上部長…

ミニモニ。でブレーメンの音楽隊 第五回

第一部からさかのぼること三十年。娘に理想を押し付ける父親。元気だけが取り得の美音子(辻)は出来のいい姉と比べられ邪険に。飛び出した先でフォークソングに出合い惹かれる。フォークソング部設立を訴えるも(格好悪い・軟弱と)周囲の理解は得られない…

僕と彼女と彼女の生きる道 第五話

子育てと仕事の両立に苦労する徹朗。そんななか、凛がいじめに遭い登校拒否に。放ってはおけず仕事に支障が。担任へ解決を依頼するも改善せず。ゆらの助言もあり、業を煮やした徹朗は直談判。体のいい理由をつけ本腰をいれようとしない学校側。凛と分かり合…

ミニモニ。でブレーメンの音楽隊 第四回

おばけの妨害に遭いミュージカルは滅茶苦茶。灰谷と玲央の助けもあり何とか持たせるが、おばけのハーモニカ無しでは間違えずに吹き切ることが出来きないちよの。報われない努力。絶体絶命。ちよののひた向きな態度に心を動かされた凛子が助けに入る。残りの…

僕と彼女と彼女の生きる道 第四話

ゆら(小雪)が友人から告白される。仕事一筋だった徹朗(草磲)の父(大杉)が定年退職。部下(男性・女性)と徹朗との関係。徹朗と凛(美山)との繋がり以外のところでも物語が進む。 自分が父から強い影響を受けていたことに気がつく徹朗。自分も凛に影響…

ミニモニ。でブレーメンの音楽隊 第三回

灰谷に認められたことをきっかけに変わり始めるちよの(高橋)。時折みせる屈託のない明るさは自信の表れか。おばけや友人に接しても以前のような卑屈さはない。何やら物知り顔の大神先生と、人間不信の一因を垣間見せるおばけ。片や音楽に秀で、片やハーモ…

僕と彼女と彼女の生きる道 第三話

いじらしい凛ちゃん(美山)の演技にばかり目が行ってしまう。徹朗(草磲)の役回りを凛ちゃんの引き立て役(悪役)か何かと勘違いしそうになっていたが、前回の妻(りょう)の*1衝撃告白に涙する徹朗の姿に我に返る。凛ちゃんも可哀相なのだが真に可哀相な…

ミニモニ。でブレーメンの音楽隊 第二回

何をやっても人並み以下のちよの(高橋)。駄目な理由を自分の名前にこじつけるなど、捻くれ気味。所謂「自分は不幸な星のもとに生まれた」という物言い。偶然にも、洋館(ハーモニカ?)に取り憑く幽霊もちよのと同様に劣等感を抱える駄目幽霊。同類なので…

ミニモニ。でブレーメンの音楽隊 第一回

「お二人はどなたさんですか?」という加護(の演じる誰か)の問いかけに無言で笑みを返す辻(の演じる誰か)と高橋(の演じるドンキー)。加護(の演じる誰か)からも自然と笑みが・・・。相手が何者であろうと、自分たちは分かり合えているということの示…

古畑任三郎「全て閣下の仕業」

某国の日本大使館が舞台で参事官が殺害されるという、何処かで聞いたようでタイムリーすぎるお手軽設定。切羽詰って身近な時事からネタを取り込んだのが見え見えです。どうせなら北朝鮮を舞台にするくらいの気概を見せて欲しかったが、それはさすがにまずい…